上海15ヶ月

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2005年 01月 25日

財布と握手

雨の降った土曜日の17時過ぎ、大新年会に急がねばと思い、
タクシーを呼び、ビデオカメラを取りに急いで家に向かった。
(1月と2月は忙しくて土曜日も出勤です)

家に着き、さあお金を払おうと思ったら財布がない!!
タクシーの運転手と一緒に車の中を探したがない。
ということは会社のロッカーのどこかに置いて来てみたいだ。

一応会社に電話をして調べてもらってみたが、
もう僕はあきらめていた。
きっと誰かが持って行ってしまっているだろうと。
しばらくして電話がかかって来て、一人の人が財布を拾ったと
届けていたということだ。

月曜日、その彼にお礼を言うべく、彼の事務所に向かう。
今日も上海は寒い。おまけに彼の事務所は少し離れた敷地にあるので
雨の降る中、小走りで向かって行った。
ドアを開ける。彼もすぐに財布の件だと分かったのだろう。

「いやー、良かったね。」彼は開口一番そう言った。
ひたすらお礼を言ったが、彼は「いいんだよ」としきりに照れる。
最後に握手をした。

彼の手はとても暖かかった。そして大きかった。

大げさかもしれないが、一瞬で彼のことが信用できる、
そう思わせるぐらい、立派な手だった。
そして同時に、自分が「もしかしたら無くなっているかも」と
同じ会社で働いている人を疑ってしまったことが
とても恥ずかしく思えた。

彼と別れて事務所に戻るとき、
僕の手を包んでくれた、あの温かい手のおかげで、
なんだか雨はすぐ上がるような気がした。
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by yasupon0920 | 2005-01-25 00:06 | 日常生活@上海


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