2005年 04月 28日
ロープウェーを使って黄山に登るには主に2つのルートがある。 慈光閣から上がるか、雲谷寺から上がるかだ。 僕たちは慈光閣から上がった。 ロープウェーは週末ということもあり、行列であったが1時間弱で乗れました。 上がっていくと、はらけんのブログにあるとおり雲の中に突入。 黄山はいくつもの峰からなっている山。 有名なのは天都峰、蓮花峰、そして光明頂の3峰。まずは天都峰へ。 ロープウェーの駅から少し上がったところにある玉屏楼の 有名な松、迎客松の前の階段を下りていく。 この峰に登るための山道は少し下にあるのだ。 基本的に山道はすべて階段。 途中の広めの踊り場で昼ごはんにする。 今回はサンドイッチ。食パンとハムと生サラダ、チーズでつくる即席サンドイッチ。 これがめちゃくちゃ美味い。空気も最高にうまい。 おなかも膨れたところで もう少し下って天都峰の登山道(階段)にはいる。 これが結構きつい。 傾斜70度はあると思われる階段を登らなくてはいけない。 上にいくに従い、霧がどんどん増してくる。少し離れると何も見えない。 神様もここにどのように風景を描くか決めかねているのだろうか。 ふと気づくと細い尾根のような道を進んでいた。 両側は崖。雲の中なので下はまったく見えない。 自分はどこにいるのだろうか。霧の向こうにはなにか別の世界があるように感じられる。 すぐそこに何かあるのか、それとも何もないのか。 思わず手を伸ばしたくなる。吸い込まれるとはこういう事を言うのだろうか。 登り始めて30分ほどだっただろうか。 頂上に着いた。霧は少し晴れたものの 雲の中。周りがまったく見えない。 風が強い。めまぐるしく視界が変わる。寒い。 下りは登りよりも大変。 階段が小さい上に急。 後ろ向きに降りている人もいる。 上り口に戻ってきたのは16時前くらいだっただろうか。 ここからホテルまではまだ8kmの道のり。 日没が迫ってくる。当然のことながら明かりはない。 もと来た道を今度は登る。女の子はきつそうだ。 地図を見る限り、山をいくつか越えないといけない。 本当にたどり着けるのか? ロープウェーで降りて、麓で宿を探したほうがよいのか? 黄山には登山客の荷物を持ってくれるポーターが 結構いる(もちろん有料)。 とりあえずポーターを捕まえ、荷物をお願いする。 途中までしかいけないとのことだが そこからは下るだけだと言われる。 しかも思ったほど時間はかからないという。 気合を入れて宿に向かって出発した。 頑張っている僕たちへのお礼だろうか 神様が素晴らしいプレゼントを用意していてくれているとは このとき誰が思っただろうか。 〜続く〜
by yasupon0920
| 2005-04-28 23:55
| 日常生活@上海
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